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「セフレから恋人へのステップアップってかなり難しい」 “性こじらせ男女”を描いたマンガ家が考える“結婚観”
「セフレから恋人へのステップアップってかなり難しい」 “性こじらせ男女”を描いたマンガ家が考える“結婚観”
ブラック映像制作会社で働く、性に奔放なこじらせ男女の日常をコミカルに描いたマンガ『来世ではちゃんとします』。ドラマはシーズン2まで放映され、大人気となっています。作者のいつまちゃんに、作品誕生の経緯や、セフレと恋人の違いについてお聞きしました。

『来世ではちゃんとします』とは…
高円寺の映像プロダクション(株)スタジオデルタで働く5人は、性的にこじらせたメンバーばかり。5人のセフレがいる性依存系の大森桃江(27)、彼氏いない歴=年齢のアセクシャルでアロマンティック(他者に対して性的欲求も恋愛感情も抱かないセクシュアリティ)女子・高杉梅(27)、女性を情緒不安定にするメンヘラ培養沼・松田健(26)、トラウマから処女しか愛せないセカンド童貞・林勝(26)、風俗嬢にガチ恋愛中の檜山トヲル(29)。性に奔放な男女の日常の行方を描くコメディマンガ。

漫画家にまさか自分がなれるとは
──マンガを描き始めたきっかけは「失恋」と「絶望」からだったそうですね。

いつまちゃん そうなんです。大学4年生の時に、付き合っていると思っていた男性に実は本命の彼女がいることがわかり、心が破壊されました。しかも就活もうまくいかず、焦りと絶望から半ばやけくそで卒業制作に失恋のルポマンガを描き始めたんですけど、これが結構おもしろく描けたんです。毎日ザワザワして眠れなかったのが、憑きものが取れたようにすとんと眠れるようになって。「これって、昔倫理の授業で習った“防衛機制”の中の“昇華”だよな」と思い、すごく心が軽くなりました。

【日時】2021年10月23日 11:00
【ソース】文春オンライン

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